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なにわ黒牛ってどんなお肉?産地やおすすめ料理などを紹介

なにわ黒牛

なにわ黒牛をご存知でしょうか。

黒牛と聞くと、高級な牛肉を連想する人がいるかもしれません。

なにわ黒牛は、高級とされる牛肉のなかでも滅多に食べられない品種で、上品な肉質が特徴です。

手間ひまかけて育てられたなにわ黒牛は、市場に出回っておらず、ホテルやミュシュラン店といった名店と呼ばれるお店で食べることができます。

そんな希少価値の高い牛肉、なにわ黒牛について今回じっくりご紹介していきます。


この記事の監修者

ホテルプラザオーサカは、阪急電鉄「大阪梅田駅」から1駅の「十三駅」から徒歩5分にある複合型シティホテルです。
653室ある客室は、お一人様からグループやご家族様など様々なニーズに合わせてご利用頂けます。
仕事や旅行の疲れを癒して頂ける空間をご提供いたします。
客室のURLはこちら。
夜景を一望しながら近江牛を味わえる鉄板焼「逢坂」、やみつきになるよだれ鶏が人気の中国料理「大湖苑」、静かな個室で旬の食事が愉しめる和食「花伝」など、味自慢の料理やドリンクを楽しむことができます。
ご興味がある方はぜひご来店ください。レストラン一覧のURLはこちら。

なにわ黒牛どんな牛肉?

なにわ黒牛は、牛枝肉各付けにおいて三等級以上を誇る黒毛和牛です。

色鮮やかな赤身だけでなく、肉全体に広がるサシと呼ばれる脂質も味わい深いため、上質な肉本来のうま味を存分に堪能できます。

切り方や厚みに関わらず柔らかく、薄切りにすれば口どけの良い脂質と赤みを味わえ、厚切りにするとなにわ黒牛の持つ旨みが肉汁とともに口いっぱいに広がります。

なにわ黒牛は、まさに「逸品」と呼ぶに相応しい黒毛和牛ですね。

なにわ黒牛産地は?

なにわ黒牛の産地は大阪府で、大阪府で一か所しかない牧場で育てられています。

そのため、なにわ黒牛は大阪産で唯一の純粋黒毛和牛で、農林水産省から認定されています。

また、大阪府内で栽培・生産され特産と認められた加工食品の「おおさかもん」に選ばれている点も、なにわ黒牛の特徴の一つです。

おおさかもんに認定された功績もあり、なにわ黒牛は2019年に行われたG20大阪サミットの晩餐会のメニューに使用された経歴があります。

なにわ黒牛は何を食べて育ったの?

黒牛

なにわ黒牛は、生産者が手間ひまかけて育てられた黒毛和牛です。

肉質や味を左右する飼料やストレスを与えない生活環境作りには、特に気をつけています。

ここでは、どのような工夫がこらされているのかを、飼育から出荷の時期まで順番に解説していきます。

なにわ黒牛はどんな飼料を選んでいる?

飼料は粗飼料と濃厚飼料があり、わらや草などの粗飼料は、繊維質が豊富であることが特徴です。

なにわ黒牛の食べる粗飼料は、稲わらをメインに乾草のチモシー・イタリアンなどを与え、食べたものを再咀嚼する反芻動物の性質を生かした骨格作りを徹底しています。

また、たんぱく質や炭水化物、脂肪といった栄養素を多く含む濃厚飼料では、麦・とうもろこし・フスマ・マイロ・大豆の皮を与えています。

フスマは小麦の表皮で、たんぱく質、繊維質、ビタミン、ミネラルを多く含み、マイロは暑さに強い穀物で脂の色を左右するため、なにわ黒牛に欠かせない重要な飼料です。

なにわ黒牛のオスとメスで違いはある?

なにわ黒牛のオスとメスで味に違いがあるか気になるところですが、実は出荷しているなにわ黒牛はすべてメス限定です。

しかし、体の大きさを思うと、オスのほうがより多くの利益につながります。

その上で、あえてメスだけを販売している理由として、オスよりも筋肉繊維が細く肉質が柔らかいこと挙げており、品質を追求するからこそのこだわりが感じられます。

なにわ黒牛は生後どれくらいで出荷される?

なにわ黒牛は、目安となる通常の出荷時期よりも遅い、生後月齢30ヶ月以上で出荷する長期肥育が特徴です。

環境にじゅうぶん配慮したなにわ黒牛は肥育にも時間がかかるため、月の出荷数は5頭と希少なのも、市場に出回ることがない理由として挙げられます。

牧場には、常時100頭から120頭のメス牛がいて、仔牛の段階から20ヶ月以上じっくり期間を設けて自然に近いストレスのない環境で飼養します。

そうすることで、柔らかい肉質とあっさりした脂を持つ霜降り肉が完成し、高齢者の方でも食べやすい牛肉が完成するのです。

誰がなにわ黒牛を育てている?

なにわ黒牛を育てているのは、株式会社Special Food Jです。

ブランド牛として、なにわ黒牛の生産や牧場経営、販売までを一手に担う会社です。

代表取締役である松田武昭さんは、畜産業界を古くから支えてきた一人で、研究を重ね育てた豚は食肉産業展で最優秀賞を受賞した実績をもちます。

長年の研究の末に辿りついたなにわ黒牛には、確かな品質以上に「食べた人が笑顔になってほしい」という松田さんの思いがつまっています。

なにわ黒牛が向いている料理

焼いている肉

なにわ黒牛はどのように食べても美味しいですが、厚みによりおすすめの食べ方があります。

食べ応えある厚切りの場合は、断然ステーキがおすすめです。

出荷を遅らせることで通常の牛肉より1.9℃低い融点を持つため、ジューシーながら脂っぽさがなく後味あっさりの口溶けが堪能できます。

薄切りの場合は、なにわ黒牛のうま味と香りが楽しめる肉じゃが、すき焼き、しゃぶしゃぶなどがおすすめですよ。

まとめ

飼料の配合、飼養環境、出荷の時期。

どこを見てもこだわりのあるなにわ黒牛は、生産者が太鼓判を押すほどの自信と思いが詰まった黒毛和牛です。

あえてメスだけに絞った販売で、柔らかく奥深い味わいと、高齢者でも食べやすいあっさりした後味が堪能できます。

市場に出回るほど生産できないなにわ黒牛ですが、プラザオーサカではなにわ黒牛を使った料理が楽しめます。 食べると思わず笑顔になる…そんななにわ黒牛をぜひご堪能ください。

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